しなのき  tokyo / machida
小さなアトリエの日常と周辺を少しづつ。

2013年2月25日月曜日

競技スキー
















週末、息子がエントリーしたアルペンのレースについて行きました
一年ぶりの峰の原です

レース内容は、通常あまり無い
回転と大回転の混合競技で、幼児には少し難しいコース構成です


子供のためのレースはたくさんあるけれど
ここは、大人が子供達のために本気で一生懸命…
子供の大会だから、と手を抜いたりしない
手間ひま掛けて、すごく丁寧に大会を準備してるのがわかる

そんな大人たちの姿を見て、子供たちも本気で競い合って大きくなる
そして、時を経て大人になった時
当たり前のように、今度は自分たちが準備する側になるんだろう


レース当日は強い寒気におおわれ、最高気温-7℃ 最低-11℃
降りしきる雪はどんどん積もり、雪だまりがあちこちに~!
しかもスタートハウスのある頂上付近は想像を絶する強風で
体感温度は-11℃をずっと上回ると思われる、大人も凍てつく寒さ…
吹雪で一寸先も見えないし…去年はアイスバーンに悩まされ、今年もか…
一体こんなお天気でいつも通りの滑りが出来るんだろうか?!
…などと、心配する親をよそに、本人はいたって普通にスタート (をよそおってる?!)


スタート直前
















結果…
2本とも無事完走
未就学児部門で念願の、1位の賞状をいただきました
子供の嬉しい顔には、親もほんとに元気をもらいます


場所と雪質にもよるけれど、まともな練習が出来るのはあと半月ぐらい
あんなに恋い焦がれ
待ちに待った雪の季節は、
いつも駆け足で過ぎ去って行ってしまう

菅平にて

















60cmはありそうな、りっぱなつらら
部屋の窓から

ヒマラヤ杉に積もった雪も
今にも落ちんばかりに枝をしならせています

まだまだ長野は真冬です



2013年2月20日水曜日

しなのきソープディッシュ


sucoさんの陶房にて。
白の粉引きは樫の木の釉薬
黒は鉄釉



















今年のsinanoki計画第一弾!
器 en の suco さんにお願いしていた、しなのきのソープディッシュが、届きました~♪


遡るは去年の秋…sucoさんの器展で見かけたこちらのソープディッシュ。
主張しないのに存在感があって、つや消しでしっとりした肌あいが使いやすそう!と、
ひとつ求めて連れ帰りました。
使ってみると…石けんの中でもわりと溶けやすいタイプのsinanoki石けんが、
ちゃんと乾燥して石けんくずも出難く、使いやすい!!!
早速、しなのきオリジナルのディッシュを作ってもらうことになりました。


樫の木の灰釉をかけた、粉引きのディッシュと
鉄釉の黒のディッシュ。
どちらもとってもステキです。

粉引きのディッシュには竹炭石けんをのせたり。
黒のディッシュにはWinterや米糠&シナモンをのせたり?


来週には、しなのき新着Blogのほうへup出来るよう頑張ります♪
お楽しみに!


2013年2月6日水曜日

雪の日

















ことし3回目の雪降りです。

外気温0度
湿度85%!
相も変わらず
東京の雪は湿気たっぷりでべちゃべちゃです。



積雪は3cmくらい。

















それでも
雪の日、子供たちのはしゃぎっぷりを見るたびに
ずっとずっと未来のこの先も
東京にも雪が降り注ぎますように・・・と願わずにはいられません。


春のあしおと


今年も主役級!
 

















夕方、少しだけ畑の手入れをしました。
ふと目をやった先のよもぎ畑に、いつの間にやらよもぎの新芽がもりもり…
シルバーブルーの葉が畑で目立ち、ほんとにキレイです。
春は確実に動き出してるのですねぇ。

これぐらいだとまだちょっと小さいですが
もう少し大きくなると、茹でて刻んで、新粉と混ぜて餅草(もちぐさ)にすると
香りの濃い美味しい草餅になります。

しなのきアトリエでは、石けんに。綿毛を取り出してお灸に、入浴剤に・・・
よもぎは成長度により数えきれないほどの使いみちがあり、何より薬効成分の宝庫です。

しなのきに、なくてはならない存在です。























こちらは、タイムの株間から顔を出したふきのとう!
長野(北信)の一部地方では、『ふきったま』と呼ぶんですよー。かわいいですよね。
12月に大きな葉は霜枯れしてしまいましたが、東京では小さな葉だと越冬してしまうようです。
まわりの株元を探してみたら、一回分のふき味噌ぐらいにはなりそうです。
はたまた、天ぷらか・・・いやいやココは、ぐっと我慢し研究対象として実験に使うべきか!?
使いみちを考え中(笑)

今夜は夜半から雪降りとの予報。
しかも大雪になるとか・・・
今零時半、曇り空が広がってるものの、未だ降り出していません。
起きたら銀世界が広がってますかどうか。

まだまだ、残りの冬を楽しみたいものです。

2013年2月4日月曜日

sinanoki リンス















何事も遅くてすみません・・・

sinanoki リンスのサンプル、追加分出来てます。
80円切手同封していただくと、郵送も出来ます。
今月(2月)いっぱいまで、郵送でリンスのサンプルをご希望のかたに
Winter(∴ほのか)の、小さいお試し石けんを同封させていただきます♪

ご希望の方は ↓↓

sinanokio@gmail.com   まで
お名前とご住所をお知らせください。
(お客様の個人情報はサンプルの郵送にのみ使用し、第三者に公表や開示をすることはありません)

2013年2月2日土曜日

2013 稼働中


年末のご挨拶をしてから早1か月・・・立春ですね。
石けん制作室しなのき、始動しています。今年もよろしくお願いします。
今頃。なんという店でしょうか。ほどがあるというものです・・・

それにしても、あわただしく過ぎた一か月。
なかでも印象的だった出来事をひとつだけ。


1月の終わり。
田んぼの活動で雑木伐採などの手入れがあり、
雪の残る田んぼに再びメンバーが集まりました。














 ↑ もみ殻燻炭部長に任命されました。
秋に刈り取ったお米を脱穀したあとに出たもみ殻を、
田んぼの真ん中で専用の煙突を使い燻炭(炭)にします。
うまく出来たら、再び田んぼの土に戻したり、
野菜の苗作りに利用するととてもいい土になるのだそうです。
じわじわと部分的に黒く焦げていくもみ殻に、新しいもみ殻をかぶせていきます。
最終的に全部が黒くなるようずっとついて見ていなければ、
あっという間に燃えて灰になってしまうので気が抜けません。



もちろん薪で















田んぼで穫れたお米をかまどで炊きます。 新米です。
この後、学生さん達といっしょにかまど炊きご飯と、
里芋と白菜のお味噌汁をいただきました。
お天気も良く、あたたかく、春の始まりを思わせるお日和でした。




遠近法な感じで
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 






完成。任務終了です。すべてのもみ殻が真っ黒できれいな燻炭になりました。
今回は最後に水回しをして、煙と熱を鎮めました。
このころになると、体中がもみ殻燻炭の独特なスモーク臭でいっぱいです。
でも私などは子供の頃通学途中によく嗅いだ、ちょっと懐かしいにおいです。
土のにおいと煙のにおい、青空の澄んだ空気のにおいと炊き立てご飯のにおい。
今日の記憶が、いつまでも残りますように。



この集まりの数日後…
田んぼの指導をしてくださっていた持ち主のGさんが亡くなられたという、お知らせが。
去年のお餅つきの集まりには本当にお元気で、おひとりで杵をふるっていたほどだったのに。
残念で、ここ数日ぽっかりと大きな穴の開いたような気持ちです。
 
10年ぶりに復活したGさんの田んぼで、初めての田植えの日。
苗代から運んだ稲苗の束を田んぼにばらまくGさんの姿を
4歳だった息子が真似して一緒になって稲を放り投げていた光景を思い出します。
Gさんの人生がたくさんつまったこの田んぼで、
最後まで矍鑠と、黙々と作業されていたお姿は、皆のこころの奥深くに
たくさんのあたたかいものを残して、そして新しい種を植え付けたのではないかと思います。
 
感謝の気持ちで、いっぱいです。